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中学校でボランティア指導 [Clarinet]

最近、とある中学校の吹奏楽部に指導に行かせて頂いています。

その中学校は今、吹奏楽コンクールに向けて練習に明け暮れています。
夏休み[晴れ]なのに毎日学校に来て頑張っています。

ちなみにこの中学校ではコンクールに出場するのは2・3年生部員が中心。
中学校に入学して初めて吹奏楽で使う楽器に触れる子がほとんどなので、
入部してからまだ数ヶ月しかたっていない1年生部員のほぼ全員が今年は
先輩たちの応援に回ります。

この中学校にはルビィの他にも何人か∮吹奏楽団から指導に行っています。
そこで、コンクールメンバーを指導するグループとコンクールに出ない1年生
部員の指導をするグループに分かれ、ルビィは1年生部員を担当することが
多いです。

中学1年生って、まだ12歳とか13歳なんですよね~
もしルビィが20代に入った後さっさと結婚してさっさと出産していたら、普通に
産めてしまう年齢の子たちです[あせあせ(飛び散る汗)]
今の自分にこんな歳の子どもがいたらどんな毎日を過ごしていたんだろう…
とか思わず考えてしまいます。

ま、そんな妄想は置いといて。

さっきも書きましたがほとんどの子がフルートやトランペットといった吹奏楽で
使う楽器に触ったのは中学校に入学してからです。
まだ上手いとか下手とかの差は無く、似たり寄ったりの状態。

みんな楽譜はとりあえず読めるものの、自分用の楽譜の音符1つ1つにまるで
振り仮名のように「ドレミ」を書き込んでいる子がとても多いです。

先輩から「慣れないうちは書き込みなさい」と言われているらしいです。
ルビィは過去にそういうことをした経験が無いのでわかりませんが、そうすると
安心できるみたいです。

それから、演奏する時にメトロノームも手拍子も無しで吹くと、一定のテンポを
取れません。

本人が無意識のうちにだんだん速くなっていったり、遅くなっていったりします。
でもこういう人は実は高校生や社会人でも存在するので、中学1年生の今の
時期ではそんなに大騒ぎするほどのことではないと思います[わーい(嬉しい顔)]

中にはメトロノームや手拍子があっても、少しずつズレていく子もいます。

吹くことに必死で周りの音が聞こえなくなっているんですが、これはいつまでも
その状態だと問題です[ふらふら]
吹奏楽は指揮者を中心としてたくさんの楽器が協力し合って1つの音楽を作り
上げるので、自分以外の周りの音を聴きながら吹くのはとても大事なこと。
逆に言うと、“集団の中の自分”を感じながら吹かないといけないわけです。

他にも、楽譜に“フォルテ”(=強く)と書かれているところを大きな音で吹こうと
するあまり汚い音になっているとか、譜面台の高さが合っていなくて姿勢が
悪くなっているとか、楽器を吹く時に体が曲がっていたり余計な力が入って
いるとか、ちょっとしたことが色々と見られます。

そしてそんなちょっとしたことを指摘してあげるだけで、ガラッ[ひらめき]と音色が良く
なったりすることがよくあります。
特に姿勢や楽器の構え方については自分で気付いていない場合が多いので
本人も「え!こんなことで変わるんですね[exclamation]」と驚きを隠せない様子。

そう。
そんなことで変わるんです。

ほんの少しでも自分が「上手くなった!」と感じることができると嬉しいし、その
嬉しさが「やればできる!」と自信になり、楽器を吹くことがもっと楽しくなって
くるものです。
楽器歴が浅い頃の方が成長の幅も大きいので、1年生部員にはその嬉しさを
たくさん味わってどんどん伸びていってほしいです。

それにしても“若い”ってやっぱり素敵ですね~[グッド(上向き矢印)]
学年に関係なく中学生はまだこれからどんな風にでも変化していけますもんね。

ルビィなんて中学・高校の頃は先輩から教えてもらうだけでしたからねぇ…
顧問の先生も金管楽器や打楽器の奏者だったので、クラリネットについては
あまりご存知なかったし。

今思えばあの頃に大人から教えてもらう機会がまったく無かったのは残念です[たらーっ(汗)]
それだけに、この中学生たちには将来同じような思いをさせたくありません。
果たしてルビィたちがどれくらい役に立っているかはわかりませんが、せめて
この子たちの記憶の中に「教えてもらえた」と残れるような“指導”ができたら
いいなと思います[リボン]


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